言語聴覚士という仕事の基本情報

ここでは、言語聴覚士の仕事の魅力や特徴を考察していきたいと思います。

まず1つめは、「人の役に立てる」ことです。
言語聴覚士は、「話すこと」「飲み込むこと」「食べること」という、人が人として生活していくうえで不可欠な動きができなくなったときに必要とされる仕事です。
リハビリで機能改善を図ったり生活環境を見直したりなど、さまざまな方法で身体的・精神面でサポートを行います。
担当した人の機能が回復していく様子や社会復帰できた姿を見たときに、大きなやりがいを感じられるでしょう。

2つめは、「女性が活躍しやすい」ことです。
同じリハビリを行う職業の中でも、特に言語聴覚士は力を必要とする場面が少ない傾向にあります。
そのため、女性でも無理なく活躍することができます。
実際、男女比では女性の方が8:2で多く、職場となる施設によっては託児所が用意されているところもあります。
勤務時間は、8時~18時までといった一般的な企業と同じようなスタイルが多く、夜間に緊急対応することもほとんどないため、仕事と家庭の両立もしやすいでしょう。

3つめは、「将来性がある」ことです。
言語聴覚士は言語障害や摂食嚥下障害、聴覚障害とさまざまな分野について高い専門性を持っています。
他のリハビリ職とはやや異なる分野なため、単独で能力を発揮しやすいことから、今後も介護や医療の場での需要は高まっていくでしょう。
そして実際に現場に出てみると、リハビリする人によって課題が異なり新たな学びが多く、働きながらより幅広く深い知識や技術を得て成長できるところも大きな魅力といえます。
■言語聴覚士のことをもっと深く知りたいなら…http://speechlanguagehearing-therapist.net